チタンの結婚指輪手作り一日教室 料金:1本:36,000〜46,000円(税込) |
手作りされた皆様の作品集 お申込み:予約制 受入れ:1〜2人/一日一組、 実施時間:10:00〜19:00 当日完成持ち帰り 作業時間:5〜10時間 素 材:Titanium995(純チタン) 厚さ:0.8〜1.5mm 技法:鍛造+彫金 指輪内側への文字彫りいたします 石:入れられません。 仕上げ(Craftsman)45分〜60分 |
作業工程の進行(例:平打ち+ライン+カラー1色) | ||
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指輪造り作業:希望の幅に切り出したリングを芯金棒に通し金槌で叩いてサイズ調整 | ||
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ライン削り作業:ラインをヤスリで削る練習を済ませたら、本番削り。ミス無くラインを削り上げてください | ||
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色出し作業:ガスバーナーで熱して発色(カラーリング)の確認&練習。その後、本番の色出し。温度が上がるにつれて色が変化していきます | ||
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仕上げ作業:Craftsman青野が丁寧に磨き上げてチタンリングの完成。ライン削りの際の多少のキズは綺麗に処理できます(深いキズは、作業の想い出として残します)。ラインの色出しは2色まで可能です。 |
Titanium:コースの選択 | |||||
【クラフトコース】Craftsman青野が平打ち(断面=四角)の指輪をサイズ調整した状態でお渡しします。Craftsman青野がサイズ調整に取り掛かる前に、希望されるデザインに合わせた工具の扱い方やノウハウを解説しますので練習を積み重ねていただき、サイズ調整の済んだ指輪にデザインを施していただきます。 【はーと&ハードコース】リングの原型を金槌で叩いてサイズを広げて指に合わせていきます(Craftsman青野と一緒に作業進行)。その後は、ライトコースの作業進行と同じになります。 |
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鍛造+彫金技法のポイント |
チタンの指輪造りのポイント |
サプライズで造りたい方へ: 正確な指のサイズが必要です。チタンリングは、サイズを縮めることはできません。又、サイズを伸ばす事は可能ですが“作り直し”とほぼ同じ作業工程の為、高額な有料となりますので予めご了承ください。糸や紐やテープを指に巻いて測ってこられる方も居られますがほとんどが大きく違ってます。また、リングゲージの種類に指輪の内側が甲丸になっているタイプがありますが、これも当方使用のリングゲージと1号程度サイズ感が違いますのでご注意願います。 チタンの指輪を手作りするノウハウ: チタンは、硬いためにヤスリ等での切削が難しく、金属の安定性が高い(=金属アレルギーに安心)ためにロウ付け(接合)等、通常の指輪作りの作業を行うことが困難な素材です。 創作銀工房おたんこ那須!では、これまでに大勢の方を手作り体験教室に受入れてきた実績・経験と共に、沢山の作品造りの経験とノウハウの積み重ねにより、一般の皆様に対し【チタンの指輪の手作り一日教室】を実施することにいたしました。 チタンで指輪を造る上で特徴的な事は何と言ってもその“硬さ”にあります。腕の重さをヤスリに乗せ押さえ込むようにし、更に気持ちを集中させていないとヤスリの刃が立たないのです。 しかし、チタンという素材の特性を理解すれば良いのです。チタン素材の硬さにも慣れてしまえば良いことです。 デザインの違いと料金設定: お造りいただくデザインの違いにより、制作作業と仕上げ作業のそれぞれに掛かる時間と難易度が変わりますので、料金には違いを設けています。 素 材:Titanium995について チタニウムは貴金属ではありませんが、「指輪には最適」とも言える本質的な性能を備えた素材です。 当工房が使用する「Titanium995」は、99.5%=チタニウム、0.5%=不純物という高純度の素材です。 指輪の内側への文字彫り:無料サービス チタンの指輪は、3mm幅以上の指輪で10文字程度の彫りが可能となります(手彫りします)。 石 :石は扱っておりません。 カラー:ライン、内側の発色 バーナーで熱して発色させます。低い温度→黄色→黄土色→オレンジ→ワインレッド→赤紫→紫→青紫→濃い青→水色→金色→汚れた銀色→高い温度。指輪の温度を高めていくことで色が変化していきます。特に黄色・ワインレッド・紫色は低い温度で発色するせいか色の安定性が悪いようで、使っていくうちに色が濃くなっていく傾向があります。又、指輪内側の発色も、使っていくうちに指と擦れて色がくすんでいく傾向にありますことを予めご了承ください。 仕上げ:磨き仕上げは、クラフトマンが行います(表中の作業時間の他に、指輪1本=20〜30分程掛かります)。 |
指輪のサイズについて |
当工房でのサイズ測定は、到着直後の指、作業を終えたばかりの指、昼食後の休んだ指、最終的にサイズを合わせる段階の指 それぞれを測りそれら全てのサイズ変化の度合いや今後の体形変化等々考え併せてお決めいただいてます。サイズの単位は0.1号を基本に更に微妙な.0.5号サイズまでを視野に微調整していただくことが出来ます。 |
当工房では、手作り一日彫金教室を実施しておりますが、その大半がリングの制作をご希望されます。その関係で、これまでに大勢の男女の“手・指”を拝見させていただき「色々な指があるものだな〜〜」とつくづく感じております。 |
・ピッタリサイズの認識:水で手が濡れているときに手を振って水を飛ばすという動作をしたときに、付けている指輪が外れて飛んでいってしまっては困ります(これが、第一の基本)。指輪を外すときに“アレッ、外れない”といった事でも困ります。指の根元から指輪を外そうとしたときに、スーッと真っ直ぐに引いて関節を通 過するのではなく、関節の手前で軽く2回程度指輪を回しながら抜ける感じがピッタリサイズということになります。 |
ジュエリーショップでもアクセサリーショップでも、一般 的に1号刻みのリングサイズで販売されています。が、果たして人間の指は1号刻みになっているのでしょうか(そんなことはありませんね)。では、何故1号刻みなのかという視点で考えた場合、“制作者・販売者側の生産効率・収益効率”ということがすぐに判ります。つまり、売る側の都合に合わせて買っている人たちがほとんどだということに気が付きます、 |
従いまして、指輪は0.1号単位で合わせなくてはピッタリサイズをお造りすることはできないのです(でも、それだけでは足りません)。人間の指には男女を問わず色々な指の状況があります。その要素は、関節と指の根元の太さのバランスにあります。 |
・関節の太い人:体育会系の若者やガテン系の皆さんの多くは筋骨隆々とまではいかなくても関節の大きな(太い)人がほとんどです。痩せている人も、指の肉付きが少ないため関節の方が太いという方が多く居られます。 |
関節の太い方は、指輪が関節を抜ける具合に注目してサイズを決めなければなりません。この場合、指輪は指の根元ではゆるゆるの状態になってしまうためできるだけ小さなサイズを選び、リング内側の角を多めに面 取りして関節を通過する際の抵抗をできるだけ軽減するよう工夫する必要があります。 |
・根元の太い人:この指は関節での抵抗がありませんので、当然“抜けやすい指”ということになります。根元で少し緩めのリングが楽で良いのですが、それだと手を振ったときにリングが飛んでいってしまいます。従いまして、少しきついくらいが丁度良いということになります。この場合、リング内側の角の面 取りは少なめにして、抜ける際の抵抗を増すよう配慮する必要があります。 |
・むくみ:人の指は、時間帯によってむくんで太ったり、むくみがとれて通 常に戻ったりしていますので、その“むくみ感覚”を普段から把握していると、サイズを決める際に間違いがありません。また、むくみが無い状態でサイズを決める際の注意点は“むくんだときの圧迫感”も想像する必要があります。 |
・人それぞれ:普段の習慣(以前、指輪を落としたことがある等のトラウマ?)のせいだと思うのですが、関節の手前でぎゅっぎゅっと5〜6回リングを回して外すのが丁度良いという方も居られます。 |
・将来の体型:人間誰しも中年になるとお肉がついてきます。また、若い人でも太ったり痩せたりの体型変化が起こりますので、自分は将来どっちになりやすいのかを考えながらサイズを決めることも必要です。 |
*以上のようなことを考えた場合、ショップでの1号刻みのリング販売が如何に乱暴な販売方法かがご理解いただけると思います。また、ショップでオーダー制作を依頼する場合にご自身の指の状況(特徴)を十分に伝えておかなくて、サイズは合っているのに抜け難いとか抜け易いという不具合が起こってしまいます。 |
*当工房の指輪(結婚指輪含む)手作り一日教室では、“貴方のピッタリサイズ”で作成していただいております。 |
*結婚指輪等メモリアルリングのオーダー制作をご依頼の際には、那須観光も兼ねてお越しいただき“指の状況”を把握させていただきたく思います。 |
*当工房で販売中の指輪につきましては、お買い求めの際に少しお時間をいただき、貴方のピッタリサイズに調整させていただいております。 |
チタン素材 |
チタンの指輪の金属アレルギー: | |
当工房が用いているチタニウムは、「純度=99.5%、0.5%=不純物」の純チタンと呼ばれる一般汎用素材です。 チタン表面には薄い皮膜(酸化膜)ができるので、金属イオンが水に溶け出し難く金属アレルギーはほとんど起こらないと言われてます。 その安定性により、医療現場では歯科でインプラント、外科では人工骨などに使われています。 しかし、稀にチタンによるアレルギー反応が報告されているとのことですので、特にお肌が敏感な方は【パッチテストを行っている皮膚科】で金属アレルギーの検査を行ってもらうのも良いでしょう。 オマケ情報:銀・金・プラチナも共に、アレルギーに反応し難い金属ですが、指輪等に加工する際に、強度を増したり熔解温度を下げる目的で他の金属を混ぜます。その混ぜた方の金属が、アレルギー反応を起こし易い金属ということも多々あります。 |
チタンの指輪:純度:Titanium995(純チタン) |
当工房が使用する「Titanium995」は、99.5%がチタンという高純度の素材です。 チタンは貴金属ではありません。 高純度のチタンは、たとえ強くて硬くても手作りすることができるのですが、金属アレルギーにも安心な素材=高耐食性な素材なので安定性が高くて容易に加工できません。その為、必然的にチタン製品=高価なものとして一般に認められています。 チタニウムの指輪は、軽いので装着感が良く、強いので変形し難く、硬いのでキズが付き難く、高耐蝕なので金属アレルギーになり難く変色もせず、当工房のチタンの指輪は薄いので隣の指への影響もほとんど感じられず、純チタンだからハンドメイドでデザインも施せるという、指輪に求められる要素のほぼ全てを満たしている優秀な素材だと私(青野信夫)は評価しています。 ただし、チタンよりも硬い・強い物質は暮らしの中に沢山存在していますので、「一般的な貴金属(基本的に柔らかい)の指輪」をつけているという気持ちで少し気遣っていただければ、チタンの特性が活きてくると思います。 色はシルバーやプラチナよりも黒っぽい銀色の輝きで、熱する温度の違いにより7色に色合いが変化する特性を活かして、ラインや内側にカラーリングする事が出来ます。 |
Titanium:特性 |
軽い(比重):Aluminium=2.7、Titanium=4.5、Silver=10.5、Platinum=21.45。 強い(変形):ビッカース硬度:Silver=251MPa、Platinum=549MPa、Titanium=970MPa 硬い(キズ):モース硬度:Silver=2.5、Platinum=4.5、ガラス=5、Titanium=6、鋼鉄のヤスリ=7.5。 高耐蝕(金属アレルギー):表面の酸化膜により耐食性が高まり、金属アレルギーが起きにくい=金・プラチナと同等。 高 価:比較的安価な素材ですが、加工性の難しさの為造られる製品は高価になります。 |
チタンの指輪:お手入れ |
擦りキズ:チタンは【モース硬度:Titanium=6、Silver=2.5、Platinum=4.5、ガラス=5、鋼鉄のヤスリ=7.5】というようにプラチナやガラスよりも硬い素材ですが、それよりも硬い物質は日常の暮らしの中に沢山存在します。 ですから、硬いと言ってもキズが付き難いというだけなので乱暴な扱い方をすれば“凹みや擦り傷は付きます”。 チタンの指輪に擦り傷が付くということは、プラチナやゴールド・シルバーならばもっと酷く傷つくということになります。 素材の種類に関係なく指輪を付けたときには、少しだけ気を使ってください。 不用意に擦り傷を付けてしまった場合には、耐水ペーパー(粒子の細かい紙ヤスリ)の2000番以上(3000番以上なら更に良い)で、表面を軽い力で擦ってください。 |