プラチナの結婚指輪手作り一日教室
料金:1本:42,400〜70,900円(税込)
  手作りされた皆様の作品集
お申込み:予約制
受入れ:1〜2人/一日一組
実施時間:10:00〜19:00 当日完成持ち帰り
作業時間:丸線=4.5時間、平角線=6時間以上
素 材:Pt900:プラチナ90%、パラジウム10%
*丸 線:「pt900」の刻印が欠ける可能性あり
 1.8mm径
*平角線:「pt900」を打刻
 2.3mm幅 x 1.6mm厚
 3.0mm幅 x 1.5mm厚
技 法
鍛造・彫金
指輪内側への文字彫り:8文字以内
 平角線3mm幅=可、その他=不可
 石 :入れられません。

丸線を指のサイズに切り
バーナーで焼き鈍す
丸線を芯金棒に巻き
両端を向い合わす
合わせ目を
糸ノコで切る
ロウ付け(溶接) ロウ付けが終って
リング状に
金槌で叩いてサイズ調整し
甲丸・平打ちに削ったり
槌目を打ったり:作業終了
以降はクラフトマン作業
指輪を調整し
シリコンで研磨
指輪をバフで
丁寧に磨き上げます
細身の指輪の完成!

料金表:Pt900:はーと&ハードコース
<デザイン別:上乗せ料金>

<丸線:1.8mm径>
平打(四角)、甲丸(半丸)、槌目(凹凸)
制作料金は一律=上乗せ無し

<平角線:2.3mm幅、3.0mm幅>
平打リング(基本となる制作料金)
槌目模様を打つ=+ 500円
甲丸に削る  =+1,000円
ラインを削る  =+1,000円
一本/
税込み
1.8mm径丸線 2.3mm幅平角線 3.0mm幅平角線
〜6号 42,400円 47,000円 55,000円
6号〜 42,800円 47,500円 55,600円
7号〜 43,200円 48,000円 56,200円
8号〜 43,600円 48,500円 56,800円
9号〜 44,000円 49,000円 57,400円
10号〜 44,400円 49,500円 58,000円
11号〜 44,800円 50,000円 58,600円
12号〜 45,200円 50,500円 59,200円
13号〜 45,600円 51,000円 59,800円
14号〜 46,000円 51,500円 60,400円
15号〜 46,400円 52,000円 61,000円
16号〜 46,800円 52,500円 61,600円
17号〜 47,200円 53,000円 62,200円
18号〜 47,600円 53,500円 62,800円
19号〜 48,000円 54,000円 63,400円
20号〜 48,400円 54,500円 64,000円
21号〜 48,800円 55,000円 64,600円
22号〜 49,200円 55,500円 65,200円
23号〜 49,600円 56,000円 65,800円
24号〜 50,000円 56,500円 66,400円
25号〜 50,400円 57,000円 67,000円
26号〜 50,800円 57,500円 68,600円
27号〜 51,200円 58,000円 69,200円
28号〜 51,600円 58,500円 69,800円
29号〜 52,000円 59,000円 70,400円
30号〜 30号以上は、それぞれアップ
Craftsman青野は銀線で指輪を一本作っていきます。
 各工程ではCraftsman青野が先に行い、次に皆さんが行うというようにじっくり作業を進め、一本の素材から細身の指輪をご自身が作ります。
 各作業工程にはそれぞれに「何故、そうするのか」というノウハウがあります。それらを分りやすく解説しながら指輪造りを進めてまいります。

鍛造&彫金技法のポイント
プラチナリング造りのポイント
サプライズで造りたい方へ
 正確な指のサイズが必要です。糸や紐やテープで指の外周を測ってこられますが、ほとんどが大きく違ってました。また、リングゲージの種類に指輪の内側が甲丸になっているタイプがありますが、これも当方使用のリングゲージと1号程度サイズ感が違いますのでご注意願います。

素 材:Pt900について
 当工房で使用するPt900は、プラチナ=90%、パラジウム=10%が含まれる合金で、プラチナリングを手作りするのに最適な硬さと柔らかさを兼ね備えた純度の素材です。

素 材:1.8mm丸線、2.3mm幅平角線について
 当工房がプラチナリング手作り体験教室で用いる「Pt900材」は焼き鈍して柔らかくする事により指で曲げられる太さです。その為、色々な工具を使わずに済み工具の説明時間や練習時間も省くことが出来、何方でも短い時間のうちに完成させることが出来ます。叩いたり削ったりの作業をする事により槌目模様や甲丸・四角い形にする事が出来ます。そして、作業中に金槌で沢山叩かれる(鍛造)ことによりプラチナがギュッと絞まった細くても変形に強い指輪となります。

素 材:3mm幅平角線について
 しばらくの期間、丸線2種類だけで手作り一日教室を実施して参りましたが、「もう少し幅の広い指輪を作りたい」という皆様のご要望にお応えし、この度「3mm幅、1.5mm厚」の素材を仕入れることといたしました。指輪の幅が3mmあることによりオリジナル性を加えられる(オプション:多角形・カーブ・ライン)事と、指輪の内側に日付やイニシャル等の文字彫りを無料サービスできるようになりました。

作業時間について
 この「はーと&ハードコース」は、クラフトマンが指輪を一つ作りながら各工程を一緒に進めていきますので、「丸線」でお造りの方は4時間前後で終了することが出来ます。平角線の場合には、作業内容が丸線と違う部分があります事と、オプション選択される場合は更に2時間以上を要しますし制作される方の技量により完成までの時間が大きく変わりますことを予めご了承ください。

刻 印:指輪の内側に「Pt900」の刻印を打ちます。

文字彫り:指輪の内側へのイニシャル等の文字手彫りは、丸線=不可、平角線=可能です。

 石 :石入れは不可です。

仕上げ:磨き仕上げは、クラフトマンが行います(指輪1本=20〜30分程)

指輪のサイズについて

 当工房でのサイズ測定は、到着直後の指、作業を終えたばかりの指、昼食後の休んだ指、最終的にサイズを合わせる段階の指 それぞれを測りそれら全てのサイズ変化の度合いや今後の体形変化等々考え併せてお決めいただいてます。サイズの単位は0.1号を基本に更に微妙な.0.5号サイズまでを視野に微調整していただくことが出来ます。

 当工房では、手作り一日彫金教室を実施しておりますが、その大半がリングの制作をご希望されます。その関係で、これまでに大勢の男女の“手・指”を拝見させていただき「色々な指があるものだな〜〜」とつくづく感じております。

・ピッタリサイズの認識:水で手が濡れているときに手を振って水を飛ばすという動作をしたときに、付けている指輪が外れて飛んでいってしまっては困ります(これが、第一の基本)。指輪を外すときに“アレッ、外れない”といった事でも困ります。指の根元から指輪を外そうとしたときに、スーッと真っ直ぐに引いて関節を通 過するのではなく、関節の手前で軽く2回程度指輪を回しながら抜ける感じがピッタリサイズということになります。

 ジュエリーショップでもアクセサリーショップでも、一般 的に1号刻みのリングサイズで販売されています。が、果たして人間の指は1号刻みになっているのでしょうか(そんなことはありませんね)。では、何故1号刻みなのかという視点で考えた場合、“制作者・販売者側の生産効率・収益効率”ということがすぐに判ります。つまり、売る側の都合に合わせて買っている人たちがほとんどだということに気が付きます、

 従いまして、指輪は0.1号単位で合わせなくてはピッタリサイズをお造りすることはできないのです(でも、それだけでは足りません)。人間の指には男女を問わず色々な指の状況があります。その要素は、関節と指の根元の太さのバランスにあります。
・関節の太い人:体育会系の若者やガテン系の皆さんの多くは筋骨隆々とまではいかなくても関節の大きな(太い)人がほとんどです。痩せている人も、指の肉付きが少ないため関節の方が太いという方が多く居られます。
 関節の太い方は、指輪が関節を抜ける具合に注目してサイズを決めなければなりません。この場合、指輪は指の根元ではゆるゆるの状態になってしまうためできるだけ小さなサイズを選び、リング内側の角を多めに面 取りして関節を通過する際の抵抗をできるだけ軽減するよう工夫する必要があります。

・根元の太い人:この指は関節での抵抗がありませんので、当然“抜けやすい指”ということになります。根元で少し緩めのリングが楽で良いのですが、それだと手を振ったときにリングが飛んでいってしまいます。従いまして、少しきついくらいが丁度良いということになります。この場合、リング内側の角の面 取りは少なめにして、抜ける際の抵抗を増すよう配慮する必要があります。

・むくみ:人の指は、時間帯によってむくんで太ったり、むくみがとれて通 常に戻ったりしていますので、その“むくみ感覚”を普段から把握していると、サイズを決める際に間違いがありません。また、むくみが無い状態でサイズを決める際の注意点は“むくんだときの圧迫感”も想像する必要があります。
・人それぞれ:普段の習慣(以前、指輪を落としたことがある等のトラウマ?)のせいだと思うのですが、関節の手前でぎゅっぎゅっと5〜6回リングを回して外すのが丁度良いという方も居られます。
・将来の体型:人間誰しも中年になるとお肉がついてきます。また、若い人でも太ったり痩せたりの体型変化が起こりますので、自分は将来どっちになりやすいのかを考えながらサイズを決めることも必要です。
 *以上のようなことを考えた場合、ショップでの1号刻みのリング販売が如何に乱暴な販売方法かがご理解いただけると思います。また、ショップでオーダー制作を依頼する場合にご自身の指の状況(特徴)を十分に伝えておかなくて、サイズは合っているのに抜け難いとか抜け易いという不具合が起こってしまいます。
 *当工房の指輪(結婚指輪含む)手作り一日教室では、“貴方のピッタリサイズ”で作成していただいております。
 *結婚指輪等メモリアルリングのオーダー制作をご依頼の際には、那須観光も兼ねてお越しいただき“指の状況”を把握させていただきたく思います。
 *当工房で販売中の指輪につきましては、お買い求めの際に少しお時間をいただき、貴方のピッタリサイズに調整させていただいております。
プラチナ素材
プラチナの指輪の金属アレルギー
 プラチナは、金属アレルギーになりにくいことで知られている金属です。
かといって、プラチナの指輪なら安心かというと層でもありません。
実際に、プラチナの指輪なのにアレルギーが出て困っっていると、当工房にチタンの指輪を造りに来られた方も居られます。
一般的なプラチナの指輪(Pt900=当工房で用いてます)は、プラチナ=90%+パラジウム=10%の合金です。
10%含まれているパラジウムという金属は、金属アレルギーの反応が出やすい金属として知られています。
従って、金属アレルギーに敏感な人は、プラチナ自体に反応するのではなく、パラジウムに反応してアレルギーが起っているように思われます。
プラチナの指輪:純度:Pt900
 当工房が使用する「Pt900」は、90%がプラチナ+10%がパラジウムの合金で、比較的硬いプラチナ素材です。
当工房が用いるPt900素材は、加工の段階で圧縮されて絞られて規程の寸法までサイズダウンされています。これが意味することは、加工の過程で幾度もギューッと絞られて金属の密度が高い素材であるということです。また、指輪に手作りする工程でも、幾度も金槌で叩かれてギューッと絞まるので、鋳造の指輪に比べると変形しにくくキズも付きにくい強い指輪が出来上ります。
Platinum:特性
 重い(比重):Aluminium=2.7、Titanium=4.5、Silver=10.5、Platinum=21.45。
 比較的強い(変形):ビッカース硬度:Silver=251MPa、Platinum=549MPa、Titanium=970MPa
 比較的硬い(キズ):モース硬度:Silver=2.5、Platinum=4.5、ガラス=5、Titanium=6、鋼鉄のヤスリ=7.5。
 高耐蝕(金属アレルギー):金属アレルギーが起きにくい=チタン・金と同等。
 高 価:価値の高い貴金属です。
プラチナの指輪:お手入れ
 プラチナでもゴールドでもシルバーでも全ての貴金属は基本的に柔らかいとお考えください。
 【モース硬度:Platinum=4.5、Gold=2.5、Silver=2.5、ガラス=5、鋼鉄のヤスリ=7.5】というように、プラチナは貴金属の中では硬い部類に入りますが、身に付けることで空気中の細かく堅い物質(ガラス成分等)との摩擦により輝きを失いますので、新品時の輝きを取り戻す為にはお手入れ(磨く)が必要となります。


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