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3回目の切断検証=チタンの指輪(Titanium995=純チタン、14.5号、10mm幅、1.2mm厚)。バーナーで炙って色付け(酸化チタン)した指輪です。前回の検証時、この指輪は万力に挟んだ(切り易い)状態で糸鋸で一ヶ所切断(所要時間=1分)してあります。 |
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今回は、リューターにダイヤモンドディスクを付けて高速回転させて切断してみます。 |
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これから切り始めます(ダイヤモンドディスクは新品)。怪我防止のプロテクターは、金ノコの刃を切断して短くしたものです(隙間ゲージ=シックネスゲージを使う方が、薄くてしなやかで安全で安心です)。
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途中まで切り進んだところです。切るコツは、無理して進まないことと、摩擦熱で直ぐに熱くなるのでびしょびしょにぬらしたタオルか霧吹きで吹き掛けながら冷やすこと。ダイヤモンドディスクを指輪にグッグッと2回くらい押し当てたら熱くなるので、直ぐに冷やして又ぐっぐっと押えて切る事の繰返しです(無理に切り進まないこと!)。
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切り始めてから10分ほどで切断終了。実際の作業ではダイヤモンドディスクが指輪を切っている時間よりも、冷やしている時間の方が多かったです(7分位は冷やし)。切断写真の切り口が大きく開いているのは、糸鋸で一ヶ所切断されていた指輪を使ったので、切断後に右・左が大きくズレています。
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切断終了後、もう一度、この指輪の残り部分を指に持ってダイヤモンドディスクで切断してみました。所要時間は、5分ほどで、冷やしの時間が半分は掛かっています。ダイヤモンドディスクは細く削って進む。糸鋸は切り進む。特に、結婚指輪など5mm幅程の細さまでは、糸鋸とダイヤモンドディスクでの切断を比較した場合、糸ノコの方が熱を余り持たず着実に切り進んでいきます。ただ、10mm幅やそれ以上に太い指輪の場合は、ダイヤモンドディスクで切断する方が格段に作業はし易いと思います。追伸、ダイヤモンドディスクは1本=3000円以上のそこそこ高級品を使いましたが、10mm幅の純チタンリングを2ヶ所切断しただけで既に相当摩耗しています(切断性能=がた落ち状態です)。
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チタンの指輪(Titanium995=純チタン、13.7号、3.0mm幅、1.2mm厚)。バーナーで炙って色付け(酸化チタン)した指輪です。ダイヤモンドディスクで、前回切った指輪の切れ端を手に持って切断してみました。やはり摩擦熱を冷やしながらの作業で2分程で切り終えました(糸ノコの方が熱も持たずに早く切れます)。
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