シルバーの結婚指輪手作り一日教室
料金:1本:41,000〜50,500円(税込)
  手作りされた皆様の作品集
お申込み:予約制
受入れ:1〜2人/一日一組、
実施時間:10:00〜19:00 当日完成持ち帰り
作業時間:5〜10時間
素 材:Silver950
:4mm・5mm・6mm・8mm/2mm厚
技法:鍛造・彫金
指輪内側へ文字彫りいたします
:入れられません。
*詳細は、ページ下部に記載↓。

【工程:リューターの提供終了】これまで提供してきた「行程:リューター」は終了させていただきます。(それにより、彫り・刻み(クロス・ハート等)といった模様のデザインが不可能となりましたことを予めご了承のほどお願いいたします(2022.8/4)。
【ライトコース:提供終了】Craftsman青野がリング原型を作ってお渡しするライトコースは終了させていただきます(2022.8/4)。
 料金表(税込み/指輪一本/4mm幅)
はーと&ハードコース
(指輪造りの全般)
平打
5〜6H=41,000円
甲丸 or 槌目
6〜7H=42,000円
平打
+ ヤスリ(ラインを削る)
7〜8H=43,000円
甲丸 or 槌目
+ ヤスリ(ラインを削る)
8〜9H=44,000円
平打
+ ヤスリ(面を削る)
9〜10H=45,000円
甲丸 or 槌目
+ ヤスリ(面を削る)
9〜10H=46,000円
<オプション>
5mm幅=+1,500円
6mm幅=+2,500円
8mm幅=+4,500円
【はーと&ハードコース】リングの原型造りをご自分たちで行います(Craftsman青野と一緒に作業進行:約2時間)。希望されるデザインに合わせたヤスリの扱い方やノウハウを解説しますので、しっかり練習していただき本番作業に進んでいただきます。
甲丸リング:断面=カマボコの形のような指輪
平打リング:断面=四角形。平面に仕上げる
槌目リング:表面をイモ鎚で叩いて槌目模様を施す
ヤスリ:線削り:指輪の表面にラインを削る
ヤスリ:面削り:指輪を多角形などデザイン的に削る

リング原型造り作業:
1.銀材をサイズに合わせて糸ノコで切断
2.ガスバーナーで熱して柔らかく(焼き鈍し)
3.丸めて環状にする
4.バーナーで熱して接合(ロウ付け)
5.リングを芯金棒に通し金槌(イモ鎚=槌目)で叩いてサイズ合せ
熱して銀を焼き鈍し 素材を丸める 切り口を合わす
素材をサイズに切断してバーナーで熱して焼き鈍す 栗の様に丸める 両側の切口を合わせる
ロウ付け作業 酸洗い後 叩いて真円に
バーナーで熱してロウ付け リング状態になりました リングを芯金棒に通して真円に(サイズも調整)

   
鍛造&彫金技法のポイント
シルバーリング造りのポイント

サプライズで造りたい方へ
 正確な指のサイズが必要です。糸や紐やテープで指の外周を測ってこられますが、ほとんどが大きく違ってました。また、リングゲージの種類に指輪の内側が甲丸になっているタイプがありますが、これも当方使用のリングゲージと1号程度サイズ感が違いますのでご注意願います。

素 材:Silver950について
 当工房で使用するSilver950は、シルバー=95%、銅=5%が含まれる合金で、シルバーリングを手作りするのに最適な硬さと柔らかさを兼ね備えた純度の素材です。

素 材:4mm幅、5mm幅、6mm幅、8mm幅。 x 2mm厚。
 それぞれの線幅により、造りやすいで座員も違ってきますが、結婚指輪では4mm幅のシンプル系が好まれ、ペアリング造りになりますと好みの幅は分かれます。

作業時間について:お二人で実施の場合
 この体験コースは、クラフトマンが指輪を一つ作りながら各工程を一緒に進めていきますので、大体この時間で終了することが出来ます。体験される方の技量により完成までに要する時間が変わりますことを予めご了承ください。

刻 印:指輪の内側に「Silver」の刻印を打ちます。

文字彫り:指輪の内側へのイニシャル等の文字手彫りは、12文字程度まで可能です。

 :石入れは不可です。

仕上げ:磨き仕上げは、クラフトマンが行います(指輪1本=20分程)。


指輪のサイズについて

 当工房でのサイズ測定は、到着直後の指、作業を終えたばかりの指、昼食後の休んだ指、最終的にサイズを合わせる段階の指 それぞれを測りそれら全てのサイズ変化の度合いや今後の体形変化等々考え併せてお決めいただいてます。サイズの単位は0.1号を基本に更に微妙な.0.5号サイズまでを視野に微調整していただくことが出来ます。

 当工房では、手作り一日彫金教室を実施しておりますが、その大半がリングの制作をご希望されます。その関係で、これまでに大勢の男女の“手・指”を拝見させていただき「色々な指があるものだな〜〜」とつくづく感じております。

・ピッタリサイズの認識:水で手が濡れているときに手を振って水を飛ばすという動作をしたときに、付けている指輪が外れて飛んでいってしまっては困ります(これが、第一の基本)。指輪を外すときに“アレッ、外れない”といった事でも困ります。指の根元から指輪を外そうとしたときに、スーッと真っ直ぐに引いて関節を通 過するのではなく、関節の手前で軽く2回程度指輪を回しながら抜ける感じがピッタリサイズということになります。

 ジュエリーショップでもアクセサリーショップでも、一般 的に1号刻みのリングサイズで販売されています。が、果たして人間の指は1号刻みになっているのでしょうか(そんなことはありませんね)。では、何故1号刻みなのかという視点で考えた場合、“制作者・販売者側の生産効率・収益効率”ということがすぐに判ります。つまり、売る側の都合に合わせて買っている人たちがほとんどだということに気が付きます、

 従いまして、指輪は0.1号単位で合わせなくてはピッタリサイズをお造りすることはできないのです(でも、それだけでは足りません)。人間の指には男女を問わず色々な指の状況があります。その要素は、関節と指の根元の太さのバランスにあります。
・関節の太い人:体育会系の若者やガテン系の皆さんの多くは筋骨隆々とまではいかなくても関節の大きな(太い)人がほとんどです。痩せている人も、指の肉付きが少ないため関節の方が太いという方が多く居られます。
 関節の太い方は、指輪が関節を抜ける具合に注目してサイズを決めなければなりません。この場合、指輪は指の根元ではゆるゆるの状態になってしまうためできるだけ小さなサイズを選び、リング内側の角を多めに面 取りして関節を通過する際の抵抗をできるだけ軽減するよう工夫する必要があります。

・根元の太い人:この指は関節での抵抗がありませんので、当然“抜けやすい指”ということになります。根元で少し緩めのリングが楽で良いのですが、それだと手を振ったときにリングが飛んでいってしまいます。従いまして、少しきついくらいが丁度良いということになります。この場合、リング内側の角の面 取りは少なめにして、抜ける際の抵抗を増すよう配慮する必要があります。

・むくみ:人の指は、時間帯によってむくんで太ったり、むくみがとれて通 常に戻ったりしていますので、その“むくみ感覚”を普段から把握していると、サイズを決める際に間違いがありません。また、むくみが無い状態でサイズを決める際の注意点は“むくんだときの圧迫感”も想像する必要があります。
・人それぞれ:普段の習慣(以前、指輪を落としたことがある等のトラウマ?)のせいだと思うのですが、関節の手前でぎゅっぎゅっと5〜6回リングを回して外すのが丁度良いという方も居られます。
・将来の体型:人間誰しも中年になるとお肉がついてきます。また、若い人でも太ったり痩せたりの体型変化が起こりますので、自分は将来どっちになりやすいのかを考えながらサイズを決めることも必要です。
 *以上のようなことを考えた場合、ショップでの1号刻みのリング販売が如何に乱暴な販売方法かがご理解いただけると思います。また、ショップでオーダー制作を依頼する場合にご自身の指の状況(特徴)を十分に伝えておかなくて、サイズは合っているのに抜け難いとか抜け易いという不具合が起こってしまいます。
 *当工房の指輪(結婚指輪含む)手作り一日教室では、“貴方のピッタリサイズ”で作成していただいております。
 *結婚指輪等メモリアルリングのオーダー制作をご依頼の際には、那須観光も兼ねてお越しいただき“指の状況”を把握させていただきたく思います。
 *当工房で販売中の指輪につきましては、お買い求めの際に少しお時間をいただき、貴方のピッタリサイズに調整させていただいております。
シルバー素材
  
シルバーの指輪の金属アレルギー
 当工房がシルバーリングの制作に用いているSilver950という素材は、銀=95%、銅=5%の合金です。銀は、プラチナ、ゴールドとほぼ同等にイオン化傾向が低く、金属アレルギーを起こしにくい金属です。しかし、市販品(Silver925)のピアスでかぶれたとか良く耳にします。
 実際には、このアレルギー反応は「銀」に対してではなく含まれている「銅」に反応しているのです。イオン化傾向の低い銀に比べれば、銅は少しイオン化し易い金属と言えます。
シルバーの指輪:純度:950、925、999
 創作銀工房おたんこ那須!では、シルバーリングの素材にSilver950という品位を使用しております。
 Silver950とは、95%の銀と5%の銅の合金です。
一般に市販されているスーターリングシルバーは92.5%の銀と7.5%の銅の合金で、925とも呼ばれています。
 金属は純度が高い程、溶ける温度が高くなり硬度は低く(柔らかい)なります。
 その為、純銀(999)はキズが付きやすかったり変形しやすいので本来アクセサリーには向きません。
 スターリングシルバー(925)は、溶ける温度が低いことと銀の含有量が少なくて済む為、原型を一つ作って沢山複製しそれを鋳造して大量生産することに向いています。
 Silver950は、999よりも硬いので変形やキズに強く、925よりも柔らかいため手作り一点物の制作に向いています。
 950と925の銀製品を輝き具合を比較した場合、950は銀本来のどっしりした輝きがあり925の方が何となく白っぽく黄色っぽい感じがします。
 ただ、その製品の造り方によって硬さや強度は変わってきます。
 地金を金槌で叩いて作る鍛金(彫金技法の一部)は、金属がギュッと絞まって硬くなるという特徴があり、鋳造は、高温で鎔けた金属を石膏の型に圧力をかけて押し込む方法なので、変形しやすい特徴があります(金属は高温にすると柔らかくなる性質があります=焼き鈍し)。
Silver:特性
 比較的重い(比重):Aluminium=2.7、Titanium=4.5、Silver=10.5、Platinum=21.45。
 柔らかい(変形):ビッカース硬度:Silver=251MPa、Platinum=549MPa、Titanium=970MPa
 柔らかい(キズ):モース硬度:Silver=2.5、Platinum=4.5、ガラス=5、Titanium=6、鋼鉄のヤスリ=7.5。
 低耐蝕:硫化現象:硫黄に反応して変色(黒ずみ)ます(密封して保管すれば、変色は防げます)。
 金属アレルギー:アレルギーが起きにくい=金・プラチナとほぼ同等。
 比較的高価:貴金属の中では安価ですが、でも高価な素材です。
シルバーの指輪:変色防止・お手入れ
 シルバーリングに限らず金でもプラチナでも全ての貴金属は、身に付けることで空気中の細かく堅い物質との摩擦により輝きを失わせますので、新品時の輝きを取り戻す為にはお手入れ(磨く)が必要です。
 シルバーリングは、着けたまま温泉に入ると温泉中に含まれる硫黄分と反応(硫化現象)し、30分くらいで黒く変色してしまうので「温泉には入れない」で下さい。
 都会での暮らしの中でも、時間の経過とともに空気中等々の硫黄分と反応(硫化現象)し、茶色から黒色へと変色していきます。
  その硫化現象による重厚感溢れるどっしりした輝き(いぶし銀)は銀特有の魅力ともいえますが、デザインによっては“いぶし銀”が相応わしくない場合もあります。
 ・黒ずみ対策:大気を遮断:シルバーリングの硫化を防ぐ一番の方法は、仕舞っておかずに身に付けて使うこと。
  もしも仕舞っておく場合には、チャックの付いたビニール袋や台所用品のタッパー等に入れて密封し大気との接触を極力防止することです。
 銀食器等は、大きなチャックの付いたビニール袋に並べておけば、黒ずみを気にせずに食器棚や飾り棚に広げてディスプレイする事が出来ます。
 ・黒ずみ除去と再輝1:布タイプ:シルバー磨きクロス(不織布に研磨剤が練り込まれています。
  磨き上がりには変色防止効果も得られます)で磨けば、ひどくない黒ずみならば簡単に取り除くことが出来、同時に元の輝きも戻って参ります(シルバーリング等の塊に有効)。
 ・黒ずみ除去と再輝2:液体タイプ:チェーンや細かな細工ものの奥の奥まで黒ずみを除去したいときには液体タイプが有効です。
 ビン内の液体に数秒間浸した後、水洗いして柔らかい布で水分を拭き取ります。
 黒ずみは除去できても輝きまでは取り戻せないのでシルバー磨きクロスで磨き上げて下さい。
 *液体に浸す時間にご注意!説明書を良く読んでお使い下さい。
 ・キズ対策:普段からキズをつけないように優しくご使用下さい。
 もしも深いキズがついてしまった場合には耐水ペーパー等でいじらずに、シルバー磨きクロスで全体を磨き上げて下さい。
 全体が強く輝いていれば、キズの存在は以外と気にならないものです。
シルバーの指輪:メンテナンス
・当工房で、お買い上げいただいたり手作り一日教室で作られた作品はメンテナンス(状況により=無料 or 有料)いたします。小さなキズなら削り取り元の輝きを取り戻す事も出来ますので再訪される際にはぜひお持ち下さい(郵送可)。
・大きなキズ・深いキズでも諦めないで気軽にご相談下さい(有料の可能性有り)。
・破損の修理は有料で承ります(状態によっては修理が不可能な場合もあります)。
*当工房の作品は全て一点ものなので、その作成技法によっては修理不可能なものもありますので予めご了承下さい。
*当工房以外での制作物については、メンテナンス・修理をお受けしておりません。